2025年1月19日(日)、大阪・豊能町のユーベルホールで開催されたイベント「とよの和の芸能 晴れ舞台」に行きました。
能勢電鉄「ときわ台駅」から豊能町立ユーベルホールへ
大阪の都市部から阪急電車~能勢電鉄を乗り継いで、最寄駅の「ときわ台駅」へ。2両編成の電車は久々で、まるでローカル鉄道の旅のよう。

到着した「ときわ台駅」は、のどかな雰囲気で、時間の流れがゆったりしていました。
駅から少し歩いたところにある川の水は、すごく綺麗な清流!

調べたところ、この初谷川は「大阪みどりの百選」に選ばれているらしく、上流はハイキングコースになっているのだとか。豊能町は豊かな自然と人の暮らしが調和している良い町だなと感じました。
そんなこんなで坂道をのぼって、ユーベルホールに到着。


能楽堂のような雰囲気!厳かな舞台で演じられた和の演目

今回のイベントでは、仕舞、舞踊、三味線、狂言といった和の演目が行われました。
出演者
- 観世流 仕舞 山村貴司
- 若柳流 舞踊 若柳 扇司郎
- 竹山流 津軽三味線 高橋栄水・高橋栄香
- 大蔵流 狂言 安東元[狂言古語美]
(敬称略、順不同)
三味線や民謡、音楽ライブ以外の舞台をあまり見ることがない自分にとって、今回のイベントはとても新鮮で、場の持つ雰囲気、ピリッとした空気感の中、人の動作や音が生み出す世界観に引きこまれました。舞台で演じる真剣勝負の中にいろんな駆け引きがあって面白かったです。
一般的にライブやコンサートであったり、お芝居や演劇といった生で演じられる舞台は、あらかじめ決められた約束事があって、やることは事前にほぼ決まっているのですが、間であったり、タイミングというか、微妙な時間をどのようにコントロールしていくかというのがポイントなのかなと思いました。順番にこなすだけでなく、その場の反応で変えていったり、対応していったりすることで、生の舞台や演目は作られていくのだなと・・・。伝統芸能を未来に残そうと活動されている諸先輩方のお姿を観て、いろいろと勉強になりました。
このイベントは来年も開催されるようですので、伝統芸能に興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。
