おもに京都エリアで、竹山流の津軽三味線教室を開講しております。
竹山流 津軽三味線教室のご案内 ~京都南部エリア~

これから津軽三味線を始めてみたい方、竹山流の曲をマスターしたい方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
お問い合わせフォーム
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津軽三味線教室の特徴
初代 高橋竹山の流れをくむ「竹山流」の津軽三味線教室です。高橋竹山の直弟子である高橋栄山先生が築き上げた竹山流 津軽三味線をベースに教えていきます。
講師
水山(竹山流 津軽三味線 準師範)

お稽古の内容
1:1のマンツーマン指導による個人レッスン。
60分枠のお稽古を月2回のペースで進めていきます。
1回のお稽古時間は、準備や撤収の時間を考慮すると、実質50~55分程度とお考えください。途中で3~5分くらい休憩したい方は休憩を入れても構いません。ぶっ通しでお稽古したい方には、ぶっ通しでレッスンを行います。ご希望に沿って対応いたします。
初回は津軽三味線の構え方、撥の持ち方、楽器の扱い方など、基本的なことから教えていきます。その次からは実際に曲を演奏しながら、奏法を少しずつ覚えていく段階となり、比較的やさしめの曲が弾けるようになったら、青森県の津軽民謡に進んでいきます。
ゆくゆくは「津軽じょんから節」「津軽よされ節」「津軽おはら節」「津軽あいや節」「津軽三下り」の五大民謡にチャレンジすることが可能です。
教室の料金
- 入会金 5千円
- 月謝(大人) 1万円+場所代
- 月謝(高校生・18歳未満) 8千円+場所代
※場所代は月600円~1200円程度(利用施設・季節/空調費の有無によって変動)
教室の日時
お稽古をする曜日と時間は、お互いに相談しながら決めていくスタイルとなります。ご都合にあわせて翌月のお稽古日を決定し、なるべく通いやすいようにスケジュールを組んでいく予定です。
教室の対応エリア
- 京都府京都市(伏見区など)
- 京都府南部(城陽市など)
※施設やスタジオを利用する場合は空き状況によって決定。
竹山流 津軽三味線の曲の演奏例
新じょんから節
中じょんから節
※動画の演奏は曲の一部分となります。
津軽三味線の上達の目安
初めて津軽三味線をスタートされる方であれば、「新じょんから節」を弾けるようになるのに早くて1~2年、「中じょんから節」は3〜4年くらいかかると思います。
過去にギターやベースを弾いていたとか、弦楽器の素養がある方は覚えが早いかもしれません。三味線はフレットがなく、音程を探りながら弾くため、小さい頃にピアノを習っていたなど、おおよその音感(ピッチ感)がある方も修得が早い傾向にあるようです。
これまでに楽器の経験がなくても、地道にコツコツと毎日練習を積み重ねれば、少しずつ弾けるようになります。自分がゆっくり成長していくのを楽しめる人が向いていると思います。
基礎練習の大切さ
演奏技術やテクニックを身につけて、「早く上手くなりたい」「人前で演奏したい」という気持ちは十分に理解できますし、習い始めた頃の自分を振り返ってみても、最初は上達スピードを求めて、すごく焦っていました。しかし、日々の練習を繰り返したり、いろんな方と出会ってお話をさせていただいたりする中で、ふと気づかされます。この“竹山流 津軽三味線という芸”を2~3年で全部マスターするのは困難であると・・・。
ワインやウイスキー、チーズなどもそうですが、年月をかけて熟成するから出るコクや旨味があるように、竹山流 津軽三味線というのも、時間や年月をかけて少しずつ演奏力が身につき、曲が弾けるようになって、そこから音色が熟成していく世界のようです。初代 高橋竹山が晩年のコンサートで披露した音色の深さがそれを物語っています。高橋栄山先生の音色もとても深いものがあり、迫力に加えて、なんともいえない哀愁と切なさ、津軽のカマリを感じます。三味線を弾きこむことで自分の音色が育っていくのです。
まずは基本の弾き方をしっかり覚えて、手がスムーズに動くようになり、演奏スキルが安定してきたら、その後にいろんな曲にチャレンジしていくことをおすすめします。長い目で見ると、基礎を身につける期間が重要です。そしてお稽古を継続することで確実に成長しますので、ある程度は続けていくという長期的な視点を持ち、目標に向かってチャレンジして、1つずつ課題をクリアしていきましょう。
一流プロも最初は初心者
何かを「始めたい」「習いたい」と感じたときに、一歩踏み出せるかどうか。そこが大きな分かれ目です。どんな業界の一流のプロフェッショナルでも最初は誰しも初心者でした。
私も最初は撥の持ち方すら分かりませんでしたし、「ギターに比べて津軽三味線はこんなに重いのか」と驚いたものです。6弦のギターから3弦の三味線になるのだから簡単だろうと思ったら、これが大きな勘違いでした。
人生で一度も三味線を弾いたことがなかったけれど、思い切って問い合わせをして「教室に通う」と決めたことにより、多くの出会いや経験に恵まれて、現在のレベルになることができました。多くの諸先輩方には感謝しかないです。
私自身もまだまだ勉強が必要で、覚えることもたくさんあり、竹山流のスタイルを研究している段階ではありますが、竹山流 津軽三味線が初めての方にとっては、少し先を歩く者として、教えられること、伝えられることがあると思っています。
無理矢理に始めるのは良くないですから、ご自身の中で「今だ」というタイミングが来たら、ぜひお声がけください。
津軽三味線教室 Q&Aコーナー
質問
津軽三味線を始めるには、何を買えばいいですか?
回答
津軽三味線の楽器本体と付属品がセットになった入門セットを購入するか、それぞれを単品で買ってそろえるかになります。
必要なもの一覧(例)
- 津軽三味線の楽器本体
- 撥(バチ)
- 指すり
- 糸
- 音緒
- 駒
- 撥皮
- 胴掛け
- 長袋
- 和紙袋
- 三味線ケース
- つやふきん
- 調子笛
これらを最初に購入します。予備の糸と撥皮シールを買っておくのもいいでしょう。
入門セットは価格がリーズナブルで一度にすべてそろうのがメリットです。単品で別々に買う場合は、少し割高になるものの、自分のこだわりが反映できます。予算に余裕があるなら、単品でそろえるのもありです。
三味線店によっては、津軽三味線の楽器本体を買うと何かサービスしてくれたり、備品のまとめ買いで割引をしてくれるケースもありますので、詳しくはお店に聞いてみてください。
物価が上がった今だと、新品の花林の津軽三味線で20万円くらい、新品の紅木の津軽三味線だと40万円くらいはかかると思います。花林の津軽三味線でスタートされる方がほとんどですが、覚悟が決まっている人は、いきなり紅木の津軽三味線を購入される方もいます。
ちなみに、中古三味線は故障品のリスクがあったり、購入しても修理が必要で修理費が発生したり、皮を張り替える料金が別途かかるなど、メンテナンス費用も計算したうえで、慎重にご検討ください。掘り出し物があればラッキーくらいの感覚です。あくまで自己責任でお願いいたします。そのうえで新品にするか、中古にするかを選択していく判断になります。