京都の法乗院で開催された「糸供養」の行事にて、津軽三味線を演奏させていただきました。そのご報告&レポートです。
京都・法乗院で毎年4月に開催されている「糸供養」の行事
京都市の下鴨エリアにある高野山真言宗 法乗院では、毎年4月に「糸供養」が行われています。ご住職が琵琶を演奏されることもあり、使い終わった絹糸に対して、いただいた命や糸への感謝の気持ちをこめて供養するとともに、技芸の上達を願う。そのような趣旨で法要と奉納演奏をされているとのことでした。

昨年、下鴨音楽祭でお世話になったご縁から、このたびお声がけを頂戴し、ありがたくも演奏の機会をいただく運びとなりました。大変光栄で、身の引き締まる思いです。
当日のプログラム

13時から「糸供養」の法要に参加し、14時からは和洋コンサートの演奏会に出演いたしました。箏、テオルボ、津軽三味線、柳川三味線、琵琶といったように、糸を使った楽器による幅広い演目となっています。
糸を大切にしていた初代 高橋竹山の想いを想像して曲を奏でる
コンサートでは素晴らしい演奏が続き、私の番になりました。最初にトークの時間があったため、竹山流 津軽三味線の由来や、「叩き三味線」と「弾き三味線」について簡単に説明し、これから弾く曲のことも交えながら、お話をさせていただきました。

演奏タイム
絹糸への感謝と供養の場にふさわしい曲を自分なりに考え、初代 高橋竹山先生が門付け時代に奏でられた「三味線じょんから」や「曲弾き」などを演奏させていただきました。



法乗院での演奏は今回で2回目となりますが、厳かな空間で津軽三味線の音色を響かせることができるのは、本当に貴重な経験であると感じます。皆様に温かくお聴きいただけたことが、何よりの励みとなりました。
音楽を通じて人と人が繋がる。コンサートに集まられた方々がご縁となり、つながる。友になる。そうして人と人の輪(和)を広げていくのが音楽なのかもしれないと、最近よく思います。
ご来場の皆様をはじめ、法乗院のご住職、スタッフの皆様、そして共演者の皆様、素晴らしいひとときを、誠にありがとうございました。
